産後うつ乗り越えた⁉︎

産後うつを乗り越え第二子出産。産後うつ体験談と今の2人育児日記です。

長男を出産して 〜実家に送還〜

2014年5月末、息子生後3カ月の目前、自宅へ戻ってから1カ月半、パニック発作を起こして実家へ戻った。

子どもの世話は両親が助けてくれる。

常に誰かいるから、私が倒れても大丈夫。

そうやって安心して快方に向かうと思っていた。

 

しかし、そんなレベルはとっくに通り越していた。

パニック発作は起こさなくても、うつ症状がひどくなっていた。

今まで悪い時でも思った事がなかった、死まで考えた。

 

こんな母親では一生子どもを不幸にするし、いない方が良いのではないか?

 

それからは何もかも嫌だった。

それまで見ていた朝ドラの主題歌を聞くのも嫌、何もかも嫌で耳を塞いで壁の模様を見ていた。

そしてムシャクシャして頭を掻きむしったり。

今思えばあれは何だったのかわからない。

でも「これがうつ症状ってやつだ」となんとなく自分でわかっていた。

 

それでも母に精神的に助けてもらいながら、母乳も与え続け、なんとか世話をしていた。

しかし、ひどくなる一方の症状に、とうとう以前からお世話になっていた精神科の病院に行く事にした。

母乳はあげられなくなるかもしれないが、母乳よりこの状況を脱して、家族3人で暮らせるようになる方が大切だった。

でも、それより何より辛くて死にたかったからだ。

 

病院までいつもは自転車で行っていたが、父が心配で車で送ってくれるほどの状態だった。

いつも1人で通院していたが、母は付き添おうとしてくれた。

でも息子を見ていてもらわなきゃいけないし、行ってしまえばそこは精神病院で誰かが助けてくれるから大丈夫だという確信があったので1人で行った。

 

やはり産後うつの診断(ほぼ自己診断で先生に申告した形だが)。

前から出してもらっている薬を飲む事になったが、やはり断乳が必要とのこと。

覚悟はしていた。しかし母乳をあげられなくなる淋しさと息子がかわいそうに思い、涙が止まらなかった。

最後の授乳はスマホで写真を撮った。

あと1年ほどすればみんな母乳をあげなくなるし、早かれ遅かれなのに…とその時は思えなかった。

ただひたすら息子に申し訳ない気持ちでいっぱいだった。